2007/10/03    アメリカ、逃げ出した後。

 さて、極秘ミッションの開始です。
ビザも取った、航空券も手配した、荷物もオッケー、関係各所への別れの挨拶もコンプ(汗

 初めてのセントレア利用で、アメリカへ。

 飛行機マニアにとって、飛行場とはウェイポイントではなくディスティネーションなので・・・
ひさびさに「まともな目的」で空港に来た気がしますw


 チェックインでは不慣れなためANAのおねぇさんをだいぶ煩わせましたが、笑顔での応対はさすが私が見込んだANAです。(オレ何様?w)
 出国審査では、あやうく鋏を没収されるところでした・・・徹底してますな。



 ようやく出国審査を潜り抜けて、いざ搭乗。トリプルセブンのエコノミーはさすがに広くはないですが、ウインドウをゲットしたので楽しめそうです。
 ほどなくしてドアクローズ、プッシュバック、スターティングエンジン。おッ意外と静かジャン?と思ったのは、最近自衛隊ヘリしか乗っていなかったせいで しょうか・・・(笑)

 ランウェイにアラインすると、おもむろにTO/GAが入れられました。ローリングテイクオフです。
こっちもタイムカウント、スタート。
テイクオフロールが60秒以上掛かったら、離陸失敗。緊張の一瞬です(汗

一瞬、まぶたに行き掛けにみたこの映像がよみがえります(笑

なんか漏れてるー!激しいぞ。

 777は滑走路の2/3以上を使って離陸していきました。
さすがインターナショナル。


それでも、空に上がれば翼は本来の居場所をとりもどし、どっしりと機体を支えています。

セントレア


雲と雲の間・・・
空と君との間にはぁ〜とつい口ずさんでしまいますw


雲に入りました。IMCです。
梶谷!お前の兄貴は・・・錯乱しきっていたんだぁぁああっ!と叫びたいです。


二層の雲を抜け、青空が待つ成層圏へと。


静浜基地上空を飛行中。
眼下には富士山が・・・ ウッゲ〜ここ飛ぶんだったらNGOじゃなくてNRTから飛んだほうが早かった・・・


雲上快晴!


客席から水平尾翼が見えたのにはいたく感動しました(何?)
 
  夕方にディパーチャー   イーストバウンドなので
すぐに日没、北斗七星を翼端灯の向こうに望みながら晩飯です。


ビーフ or チキン?と言われてビーフをチョイス。
でも、チキンはこれに加えて米がついとった・・・

さぁ、暗くなった
腹も満たされた
ハリポタも見終わった。

・・・することありません。

寝ましょう(笑)

・・・

・・・

・・・

さて朝です(笑)

イーストバウンドなので・・・


朝飯はサンドウィッチと果物、そしてプリン風な容器のオレンジジュース(!)

窓の外には先行する旅客機の飛行機雲が。



当機がほんの少し、右に機首を振りました。


向こうの777は針路そのまま。ロサンゼルス行きかな?
さらにその下には、もう一機の先行する旅客機からのヴェイパーが。

そして、ついに・・・!

新大陸です!


遠き山に日は落ちて。ドボロザーク?
でも、残念ながら新大陸は朝を迎えています。


CKK(超込んでる国際空港)に滑り込みます。

そんなスリーレターコードありません。




着陸はどっかーん。
まぁ、旅客機はセーフティランディングなら良いん です・・・。尻いてぇ・・・ボソ

それに、トリプルセブンは胴体が長くて、モーメントの関係で最後尾にあるエコノミーはフレアのとき滑走路にめりこむようにGが抜けます。それはエアボーン でもそうなんですが・・・しりもちだけはついてほしくないなぁと思っちゃうわけで。お母さん、北海道はもう朝です。


4時間の夜を飛び越え現地時間朝八時半に到着。

で体は日本時間深夜零時半・・・

なんか騙されたような気分です。

太陽が元気です。寝させてくれよ。


さぁ、ありふれたアメリカ便をここまで詳細にレポートしたヤツは初めてだろうと思いつつ今日の編集を終わります(笑



2007/10/05    見知らぬ、番号。

 さて、日付変更線を通り越したので半日得しました。
でも、時差ぼけが・・・とりあえず、飛行場へと。

って・・・
ジュリエットアルファー!?

あれ? やっぱりアメリカには来てなかったのかも・・・(笑)

でも安心!隣にはちゃぁんとNナンバーが!

セスナ、パイパー、ビーチ、無限大!


2007/10/07   人のつくりしもの

 飛行場を散策していると、実に多くのVボナンザがあることに気がつきます。
そしてどれも新品同様の輝き。Vは初期型なので、もう何十年も経っているはずなのですが・・・。

大事にされているんですね。

For SALE だれか引き取ってあげてください。ピカピカです。
図鑑でしか見たことのないVボナンザ・・・

でも、さすがにビーチクラフト。
下半分だけみれば(ヒワイだな) 別に感動もひったくれもありません。

なんせ、T-34、KM、LM、T-3、T-5、T-7と一緒ですから・・・。


でも、尾翼がVになってるだけでかっこいいのです。



2007/10/08    せめて、セスナらしく。

 連日、飛行場を散策して歩いております。
この飛行場だけで日本にある軽飛行機登録数を超える機数が常駐しているらしく、飽きることがありません。

って、別にわざわざアメリカまで飛行場を散策しに来たわけじゃないんですけど(汗)
アメリカって操縦練習を始めるための身元調査(=TSA登録)が厳しくて、それが認可されるまで手持ち無沙汰なのです。
以前はかな〜りユルかったらしいのですが、なんせそれで操縦練習をしてビルに突っ込んでしまっ・・(以下略)

なので、テロリストじゃありませんよ、と身辺調査や指紋登録をしてFAAにお願いしなくてはいけません。

手続きし終わったら ちょー暇、なのです。


幸い、飛行機はたくさんあるので 暇はしませんが。
さすが航空大国だけあって未知の機種もたくさんあります。

特にコレ

実は これ、セスナらしいんですわ。
セスナがこんな流麗なデザインの機体を作れるなんて・・・!
って思いましたが、やっぱり翼の支柱は捨ててないんですね(笑)

片持ち式にすれば、大分空気抵抗が減ると思うんですが・・・210みたいに。
セスナの意地なんですかね?


2007/10/09   ランチの価値は


近くのマックまで30分♪


・・・歩いて


もち片道ですよ?


隣のセブンまで15分、
近くのスーパーまで20分。

この大陸って、どんだけぇ?


そして、片側四車線の道路には近くで航空祭でもあんの?(笑)的なノリでデカイ車が走っております。

この国は広いね〜。
京都議定書から脱退したわけが分かったw

車がないと生きていけないんだ・・・。


あやうく原野の真ん中で行き倒れるとこだったよ(嘘



というわけで、「近くの」マックへ。

片側四車線、高速道路並に突っ走る車を横目にテクテクと・・・。

マックの入り口にはいちよ日本語の張り紙も。
ウェルカムだからようこそってニュアンスなのかな。
書いてある順番はたぶん人種の比率に拠っているんだろうケド、もうちょっと上に書いてほしい気がしないでもないw

そして注文。

ハンバーガーはすんなり通じたが、コーラを頼んだら容器だけ渡されてびびった。隣にジュースの機械があったので自分で汲めということらしい・・・。
そして、ビックマックを頼んだが・・・
一発目はアクセントがおかしくて通じず、ビにアクセントを持ってきたら向こうも分かってリードバックしてくれた。でも、そのあとビックマックXXXXフ ローズン?(いや多分違うこと言ったと思うけど)なんちゃらかんちゃらetcと言われたので、とっさに「キャンセルビックマック!」と叫んでしまいました (失笑)

というわけで、ハンバーガー4っつと蓋&ストローがないコーラをお買い上げでしたとさ。
お持ち帰りはTO GOというそうな。


帰りにターミナルの自販機でチョコを買おうとしたら、自販機が壊れていて$1.25を巻き上げられてしまった・・・ショック・・・

わかったこと
・アメリカ人はあまり追いはぎをしない(いやだって、地球の歩き方とかで気をつけろって脅かされて・・・)
・アメリカではそれほど銃撃戦はない。というか未だ無い。
・カーステは大音量。(メキシカン)
・自販機はちゃちい。お札の向きによって受け付けないこともあるし・・・
・それでいて、動作が凝り過ぎている。螺旋を伝って商品が落ちてくるとか。
・アメリカ人は話しかけられるまで他人。きっかけがあるとフレンドリー。
・マックのジュースSサイズは日本のM〜Lに相当。ユースコーション。
・ハンバーガーは普通の大きさ。でもケチャップが若干甘め?
・ビックマックの大きさを確認する英語力はプライスレス。



2007/10/10    セスナ、心、重ねて。

やっと飛べました。


機首がフラフラして大変〜

ヨークを握ったのは初めてではありませんでしたが・・・
今までは飛ばしていたんじゃない
「172が飛んでたんだ」ってことが痛いほど・・・わかりました。

それに、これからの愛機となるこのC152はふわふわしてる感じで。

あとATCもやりましたが、上手く言えるのはコンタクトだけ。リードバックはぐだぐだでした。
降りはド・クロスのウインドは13ノット、かなり横這いのアプローチでしたが操縦は最後まで。
聞くところによるとフレアー掛けすぎてパワーが残っていたようですが、それよりクラブしたままの接地なので機首がもどされる感じがしました。ウイング ロー?飛行時間1時間のオレには無理だべ(笑

帰りのグランドへのコンタクトは成功(地に足が着いてると元気w)でもタキシングはよろよろ、まぁフライトシムの甲斐あってか初めてにしてはうまいらしい です。計器みすぎとも言われましたがこれはフライトシムやりすぎた者の宿命っすね。

静浜の学生さんがヨタヨタのタキシングやてんぱってるATCやってますが、みんな凄いです。なんせ何百馬力もあるハイパフォーマンス機にいきなり乗るんだ から。ちょっと尊敬しちゃいます。



2007/10/11    静止した水の上で

陸上にある水上機。

謎かけのようでもあり、禅問答のようでもある?


どうやって飛ぶんだろう?(笑

※注:このまま飛ぶらしいです。



2007/10/12   アスハ、来日。

さて、帰ります。


朝の空港はガラーンとしてますな。ちょっと早く着きすぎたか・・・?お陰で通路側の席が取れたけど。


空港内にタマゴが展示されていました。
インペリアルイースターエッグでしょうか?  ←コナンの知識
英語で説明書きが書いてありましたが読む気にもなりません。

・・・下のほうにエスアイオーツーとか
マラカイト、シーユーツーシーオースリーオーエッチツーとか書いてあるのを発見。
おぉ。読める。読めるぞぉ〜!! 化学熱力学はほんの少しだけかじったわ。


空港博物館は残念ながらやっていませんでした。
そんだけ朝早かったってこと。

しゃーないので、さっさとボーディングブリッヂに行ってしまいましょう。
アメリカの空港は、マニアの強い見方である展望デッキがないのが辛いところ。

TED? シランナァ
んーユナイテッドの子会社ちゃうん?(やる気なしw)


これはわかります。757ですね。
サブタイプ?知らん!


これはわかります。ジャンボですね。
ウイングレットがついてるから−400ですね。


一般人は窓に旅客機を眺めながらこれからの旅に思いを馳せてリフレッシュできるのでしょうが、飛行機マニアにとってこんなところでリラックスできようはず がありません。ここは戦場です(笑


これはわかります。757ですね。
しかも新塗装ですね。はい解説おわり。


朝飯にと買ったサンドウィッチ、$7.49もしました。
ドルなので感覚が麻痺していましたが、よく考えればただのローストビーフサンドが千円以上するなんて到底納得できる話ではありません。きっとこのビーフは 黒毛和牛でも使っているんでしょう。


あるカメラマンが「外国で日本のエアラインを見るとほっとする」とのたまっていたので、私は務めて冷静にANAを出迎えました(笑)


それでもスポット前へ走っていてしまうあたりはマニア根性を反映しています。
ガラスの色カブリが烈しい・・・。


さぁ、乗り遅れないうちにさっさと乗ってしまいましょう。
遅刻をするとタダでは済みません。難民になってしまいます。


T/O、クライム。
アルチュードリストリクションが激しく、3000ftから1000ftきざみで7000ftまで上がりました。
乗り心地は推して知るべし。


さてランチです。
チキンにヌードルって組み合わせも珍しい、ってか初めてですが意外といけました。名古屋にいくのでキシメンなんですかね?隣の日本人のおばちゃんが飯はな いのかって外人のCAさんに聞いていたので、ワタスがライスって通訳してやったら「ノーライス!トゥデイイズヌードル!」って怒られました(泣) なんで オレが怒られるの!?

・・・もっとも、シラミじゃなくてちゃんと飯って聞えたらしいから良かった良かった。


クルージング中。
行きと違って、朝11時にディパーチャー後 延々昼を飛び続け、14時に到着するという不思議なフライトです。


その間 実に11時間半。日付変更線を超えてもまだまだお愉しみは半分以上残っています。
ケツが痛いっちゅーの。


到着一時間半前には軽食が出ます。
今度はチキンかけご飯でした。なんだ、ライスあるんじゃないか。


ようやく日本が近づいてきました。このアングル。なんとなくドゥーリットル中佐がしのばれます。


銚子あたりから領空侵犯。フィートドラーイ!!
眼下に見ゆるは掘り込み式の鹿島港ですね
社会科の教科書に出てたよーなぜか覚えてた


日本の山は緑が豊かです。山はあるのに山梨県。
そろそろビギンディッセーント。


11時間半もエコノミーに閉じ込められて・・・ようやくセントレアに着きました◎




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