岐阜基地 2006/02/27

                                          

 2/27,28と、二日連続ではるばる岐阜まで遠征して参りました。 目的はもちろん、去りゆく練習機であるT-1BとT-2特別仕様型を写真に収めることです。なんとか両機ともフライトがあり、これが最後かとの思いを込め てシャッターを押して参りました。

 しかし、今回の最大の収穫はなんといっても練習機編隊を拝めたことでしょう。今年度で退役してしまうT-1,T-2 そして来年度で退役のT-3。T- 4とF-2Bはまだまだ現役ですが、これらの国産練習機が同じ空を飛ぶことができるのも今年度限りということになってしまいます。
 今回のフライトはそれを念頭に置いての編隊飛行で、フォトミッションを行っていたものと思われます。この編隊は2/24にも目撃されているのですが、天 候の関係もあったため再トライとなったのかもしれません。


 当日の外来はAGRと梅組のT-4にE-2C。そのほか、T-4やP-3C、BKなどの川アカンパニーテスフラも多数見る事が出来ました。また、全部は 掲載する事が出来ませんでしたがADTWの各所属機も元気に飛んでおりました。なんだかいつも書いている気がしますが、一日で空自の主要航空機を全て拝め てしまうのが岐阜のたまらない魅力です。

 また、プロペラ機のT-3と超音速機のT-2が編隊を組んでいるところなどはチョット知っている人が見ればブッタまげることでしょう。T-3の最高速度 は340km/h,T-2の失速速度は120km/h,T-4は170km/h,もっとも失速速度付近では、僅かに翼を傾けただけで一巻の終わりであるた め編隊を組むどころではありません。最大速度付近もまたしかり。各機が常用速度を逸脱して成り立つこの編隊は、まさに言うは易し行なうは難しの言葉通りで す。各機のフライトエンヴェロープがクロスする範囲を使った編隊は緻密な計算とジェット機からレシプロ機までを知り尽くした技量の上に初めて成り立ってい ます。テストパイロット集団の面目躍如といったところでしょう。

 この度の展開におきましては、岐阜の師匠様、ZUBOTTY様に大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。



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