*写真は国土交通省 ウェブマッピン グシステムより借用*


ここに展示してある写真は殆どCANON EOS-Kiss DIGITALで撮影していますが、
レンズの焦点距離は特に断りがない限り35mmフィルムカメラの値に換算してあります。

 静浜基地の滑走路は1500mで、磁方位090度/180度方向に向いています。ユー ジングランウェイは
夏季については陸側からの進入となる09が、冬季は遠州からっ風により27が多くなる傾向がありますが
一概には言えません。
基本的に基地外周のどこからでも撮影できますが、滑走路の南側は約1000mにわたって 盛り土がして
あるため、CポイントとEポイントから基地南に行った場所からしか滑走路面は見渡せません。

  交通手段は公共交通機関についてはバスがありますが、バイクや自転車があれば便利です。
車は駐車する場所があまりないのでお勧めできません。といいつつ最近は車での出撃が多いのですが^^;

 コンビニは150号線まで戻らないとありませんが、基地近くに自動販売機が点在しています。
また、付近にマックやモス、ガストなどが入っている大型ショッピングセンター「グランリバー」が存在しています。


 カメラは35mmフィルムのカメラで300mm以上から、500mm以上があれば殆どのシチュエーションで
対応できると思います。
 また、静浜基地に所属する航空機に共通する特徴として、外部に大きな回転面を持つということ
(要はローター&プロペラ)が言えます。そのため、シャッタースピードのチョイスは非常に大切で、
1/500以上の高速シャッターではプロペラの躍動感が失われてしまいますので よく航空雑誌など
で云われるように1/250程度のシャッタースピードをお勧めします。私は根性無しなので1/320を
常用しているんですが^^;
 プロペラを円盤状にするには、目安としてT-3の離陸時で1/100秒以下、着陸機で1/60秒以下の
シャッターを切る事が必要になってきます。

 
離陸機を1/100で。                     着陸機を1/60で。




 初等練習機という機種の性格上、訓練内容は タッチアンドゴーが中心になりますので離着陸シーンに
関しては撮影チャンスが多いです。ただ反面、編隊離陸や編隊飛行はレアものになってきますが・・・^^;
またSFO(模擬エンジン停止着陸)科目で学生さんが操縦されている時はキャノピーが空いていることが
あります。ローアプローチなので高度は高いのですが、下がってキャノピー開を狙って見るのも面白いかと。

 そんな静浜の中で一番のお勧めは、「クローズ」や「サイドアプローチ」と呼ばれるヒネリ・アプローチです。
教官練成のフライトでトラフィックが空いているときにリクエストされることが多いこの着陸法は、
ダウンウインドで接地点横に来た時にスロットルをカットし、30°〜60°位のバンクを保ったまま
RWに滑り込むというダイナミックなもの^^     
パイロットによってコースの採り方はまちまちですが、操縦している御人によっては両方の翼の
上面が見える事もあります。但し、クローズパターンが一日にリクエストされる回数は平均すると
5回程度ですし、1回もリクエストされない日もあります。またその時にダイナミックなヒネリを魅せて
くれるかという事を考えると、背中バックリが撮れるかは「通った回数と運の問題」になってしまいます^^;

 これが狙えるのはBポイントかEポイントになりますが、基地との位置関係や電柱等障害物の関係で
Bポイントの方が撮影はしやすいかと思います。レンズは600mm以上のものが必要になってきます。


Bポイントより500mmで。要トリミング・・・

 
Eポイントより500mmで。自分を軸にして旋回していく感じなので、背中は長時間見えています。


 静浜基地の管制はGNDとTWRのみで、 VFRでの運用となります。訓練空域管制は別の基地へと
ハンドオフされます。滅多に来ませんがC-1等のジェット機はTOKYO ACCから静浜TWRにコンタクトし
TACAN  APPで進入してきます。またYS-11やCH-47などはかなり遠く(入間発ですと富士や
伊豆あたり)から民間機標準の周波数でコンタクトしてきます。


少々お待ちください。いずれ、製作します^^;


 自衛隊のため土日祝日、年末年始、年度末などはフライトがありません。またパイロット 養成という任務の
性格上、ガストの強い日や雨の日もフライトは期待出来ません。しかしT-3は風に強いらしく30ノットの風で
も訓練をしていたことがあります。
静浜はいってみれば自動車教習所のような所ですので、訓練内容はタッチアンドゴーや
SFO(Simulation Flame Out)訓練、ナビゲーション訓練などが中心になります。編隊飛行や編隊離陸は
静浜課程の最後に行うのみで中々見られません。
また、静浜基地南にヘリポートを持つ静岡県警察航空隊と静岡県が県警に運行を委託している静岡県
防災ヘリ一号はT-3の訓練の合間にミッションのため離着陸をしています。平均して一日に1〜2フライト
しているようですが休日でもミッションで離陸することがあります。


 静浜基地には教育集団隷下の第11飛行教育団が置かれており、第11飛行教育団第一飛 行隊と
第二飛行隊にT-3が合計で20機ほど所属しています。今の所T-7は配備されていませんが、防府北
にある第12飛行教育団がT-7への機種更新を終了したため、平成17年度には第11飛行教育団へ
のT-7の配備が始まるとの噂もあります。が、定かではありません・・・・^^;
また、基地南にヘリポートを持つ静岡県警察航空隊にはアグスタA109K2(JA11PC)と
ユーロコプターAS365N3ドーファン(JA22PC)が、また静岡県から運用を委託されている
アエロスパシアルAS365N2ドーファン(JA9933)が、計3機所属しています。


 定期便 も運行されていないため、外 来機については殆ど期待出来ません。また、1500mという
短い滑走路長のため自ずと着陸出来る機種も限定されてきます。
はっきり言ってしまえば回転翼機かC-1、YS-11等なら飛来する可能性がなきにしもあらずで。
残念ながら戦闘機系の機種が降りたことはありません。
意外なところではT-4はこの短いランウェイ長でも運用可能で、航空祭前には頻繁に飛来します。 
 関係はありませんが、静浜には大昔 グロンマスターが不時着したという伝説が残っています。



 ゼロナインエンドのポイントです。T-3のア プローチが200mm以上で狙えます。このポイントは終日逆光
ですが、用水路脇のあぜ道を基地フェンス沿いに南に歩いていけば順光の画も得られます。
09から離陸するためエンジンランナップする機も望めますが、こちらは600mmでも足りません。
また、RW27使用時には離陸機が直ぐ上を通りますが、高度は各機まちまちで、最低300mmからとなります。
また、上昇中の機体は腹気味となるのは避けられません。Aポイントから基地方向は午後から順光になります。
駐車場がないため、車での来場は勧められません。しかし軽自動車やバイク程度でしたら
草地に止められないこともありません。

 
       Aポイントより200mmで。         あぜ道を行きアプローチラインを超えて200mmで


ちょっと下がって500mmで。


 県警ヘリスポットの西側にあたる場所。T-3のアプローチはキスデジで300mmでも 小さいと感じます。
35mm換算で600mm程度必要でしょう。しかしこれはアプローチラインから遠い為ではなく、T-3が
小さすぎるためです^^;  YS-11クラスならば200mmで事足ります。外柵は2m程の高さがありますが、
ここでの高度はまだ高めなのでフェンスをクリアーする必要は無いと思います。
また外柵前に用水路があるため、脚立は立てられません。

手前のエプロンから発進し、ヘリスポットから離陸する県警ヘリはフェンスが邪魔なものの
100mm〜300mmのズームレンズがあれば自在に狙えます。ヘリスポット上の県警ヘリは135mm、
手前を通過していく県警ヘリの離陸/アプローチの真横は100mmでピタリです。ヘリクルーの
お手振りを頂いたり、時にはヘリのウェスカムがこちらを向いたりすることもしばしば・・・。  
・・・というか・・・・県警ヘリに撮影されてるということはヤバイんですかね^^;
県警機の撮影はここからか、もしくはCポイントからとなります。

 
RW09へ進入するT-3を500mmで。少し小さめ。       離陸する県警ヘリを100mmで。    



静浜の定番ポイントです。エプロンをはじめとして基地全体が 見渡せ、駐車スペースもあるため
よく子供連れで賑わっています。飛行機の動きも掴みやすいため、静浜に来たらまずここを
訪れるのもいいでしょう。ただし滑走路は少々遠く、RW09使用時には離陸のため滑走路に進入した
T-3の真横が500mm+、またRW27使用時の離陸機は高度があるため、600mm程度必要です。
フェンスの高さは2m位あるため、几帳面な方は脚立でもどうぞ。ズボラな私はフェンス越しでGo!です^^;

県警機のアプローチラインは目の前です。RW27使用時のアプローチが35mm換算で100mmあれば十分。
ヘリスポット上の県警機も135mmから狙えます。またRW09使用時の県警機の離陸も狙えますが、
この時はベタ低のことが多く、脚立が欲しいところです。

 
    県警ヘリパッド上のアグスタを135mmで。   RW09に進入したT-3を500mmで。背景が煩いです。


RW09を離陸する防災ヘリを120mmで。



 静浜基地名物、富士山ショットが狙えるポイントです。こ こはRWの中間地点で、外周道路(工事中)
沿いに走っていくと神社が見えてくるあたりがポイントになります。フェンスが 2m位ありますので、脚立
があれば便利だと思います。レンズは400mm以上で狙えますが、例によって離陸機の上昇角の採り方
は各機まちまちですので、根気よく狙ってください^^;

09/27どちらのRWでも有効なポイントですが、富士山ショットはRW27使用の時の方が
斜め前からのアングルとなり、よろしいかと存じます。
 富士山が見えるのは空気が澄んでいる冬季限定です。
夏になると時々しか富士山を拝めません。

 
      RW27離陸機を500mmで。         ちょっと東へ移動しRW27着陸機を500mmで。
8機上がったうち、富士山と絡んだのは2機のみ。                            



 27エンドです。RW27へアプローチしてい く機体が300mm以上で、外周道路沿いに自由に狙えます。
ただし、基地内は植樹により見えづらく、エプロンも反対側のため飛行機の動きが掴みにくいです。
エアバンドを活用されたほうがいいかと存じます。エンド部分の外周道路は車両通行止めとなっています。

 
アプローチしてきたT-3を500mmで            同じくT-3を300mmで     


アプローチラインの下に潜ってT-3を120mm相当で。




 RW09/27どちらのときもタキシングが狙えるポイントです。しかし、09の時はショートフィールドで降りて
手前で曲がってしまう事もあるので、RW27の時の方が確実にタキシングをゲットできます。
誘導路は非常に近く、タキシング機は200mm以上で狙えますが、終日逆光なのが玉に傷・・・。
しかし、今やT-3のタキシングがゲット出来るのはここだけですので皆さん頑張ってください^^;

夏季は朝や夕方近くになると南にも日が廻りますので、時間を選べば順光のショットも可能です。
私は曇りの日は専らここでタキシングを狙っています。手を振るとパイロットが手を振り返してくれる
事もあり、ちょっとしたコミニュケーションが楽しめますよ。
(いつも手を振ってくださるパイロットの皆様  ありがとうございます)

 
  RW27へタキシングしていくT-3を200mmで   09へ降りてタキシーアウトするT-3を500mmで


RW27へタキシングしていくT-3を500mmで



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